19の夕凪

ふんわりやってます。

世界でたった一人の大嫌いだったあの子の話

 

 

私は基本的に嫌いな人がいない。

綺麗ごとだと思う人もいると思うがマジでいない。

というより、その分苦手な人が多い。

 

個人的に「嫌い」と「苦手」の間には月とスッポン並みの差があるのだが、人見知り兼コミュ障の私は割と人を食わず嫌いしてろくに話したこともないのに「あの人苦手そう」と思ったりする。

ただ同時にちょろくて単純だから、その苦手な人の8割はある程度話したり優しくされたりすると苦手じゃなくなる。なんならそのうちの5割は好きになれる。

 

「好きの反対は無関心」とはよく言ったもので、嫌いになるほど興味を持つ人がなかなかいない。てかいない。人を嫌いになるのって体力使うし気分悪いし、できればしたくない。

 

 

 

そんな私のこの人生でたった一人、どうしても好きになれなかったあの子についての感情をこの機会にまとめようと思った。

 

 

 

先に言っておくけどあくまで「大嫌いだった」なので今は嫌いじゃないし、なんなら出会えてよかったと本気で思ってる。

ハイハイ綺麗ごとねと思った人はここでブラウザを閉じていただきたいが、暇で人の話は最後まで聞くタイプの方は下へお進みくださいな。

どの程度フィクションかは個々人で判断してくださいね。読むなら最後まで読んでくださいね。4千字くらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの子とはどの子かというと、高校時代の部活の同期のマネージャーです。たった一人の同期のマネージャー。

 

この関係性の人を嫌いであるのがどの程度しんどいか説明すると、職場の上司、毎日ペアワークをしないといけない隣の席の人を嫌いなのの5倍くらいしんどい

 

なんなら高校の私の部活はほぼ毎日、平日も土日も、夏休みも冬休みも春休みもハロウィンもクリスマスもバレンタインも会って一緒に活動する。この三年間は家族より一緒にいる。遠征や合宿で同じ部屋に泊まる。移動するバスの隣の席に座る。とにかく一緒にいる。

 

どの程度しんどいかお分かりいただけただろうか。マジでしんどい。

 

 

 

あの子と出会ったのは入学してすぐの仮入部期間でした。

私は高校に入ったらその部活のマネージャーになるともう9割決めていた。

兄が部のOBなこともあって私のことは部の人も知っていたらしく、一つ上のマネージャーの先輩が私のクラスまで勧誘に来てくれた。

 

あの子と私は同じクラスで、たまたま出席番号が近くて、私を勧誘に来た先輩の話にあの子も興味を持ち、その日の放課後いっしょに部活見学に行くことになった。

正直この時からもう気が合わないと思ってた。

 

 

部活見学は散々だった。

私の予感は見事に当たりましてもうマジでほんとに苦手なタイプだった。学校の最寄りの駅まで一緒に歩く時間がとてつもなく長かった。

家に帰ってから母に泣きついた。あの子とは絶対に一緒にやっていけないと。

 

それから私は仮入部期間、全く部活に出向かず、かといって今更他の部活を見に行く気にもなれず。

一方あの子は毎日部活に行き、ほぼ確実にマネージャーになるようだった。

 

 

 

絶対に無理だと確信した女と三年間いっしょにマネージャーをやるか

なりたかった野球部のマネージャーになるのを諦めるか

 

仮入部期間も終わりに近づき他の部活も入部者がほぼ決まっていた。今更他を探す気力もないし、興味のある部活もない。

何より完成しつつある新入部員の輪に入っていけない。

私は絶望的な気持ちで野球部に入部した。

 

 

 

まあ入部したらいきなり上手くいくようになるとかそんなうまい話は勿論なくて

一緒にいるけど何も話さない時間トータル無限。先輩とばかり話す時間トータル無限。

あの子と泣きながら話し合い(という名の口喧嘩)(私は何も言い返せない)を繰り広げることトータル2回。

 

 

 

1回目は高1の6月。3年のマネージャーの先輩とあの子と3人で帰って駅まで来たときに先輩に話し合うことを促されそのまま駅前で泣きながら喧嘩。

約3時間立ちっぱなし。正直この時は全く話し合う気も仲良くする気もなく、とにかく早く帰りたかった。

 

この日は日曜日で次の日も部活があって、とにかく行きたくなかった私はその夜泣きながら寝た。泣くくらいなら言いたいこと言えばよかったのにね。

とにかくあの子が怖くて仕方なかった高1。ちなみにその後関係は改善しないまま、高3の先輩が引退する。

 

 

1個上の高2の先輩たちは大人なのか見放されてたのか、無理に私たちの関係を改善しようとはしなかった。

実際は3度ほど話し合えと言われたことはあるし、夏合宿では先輩の部屋に一人ずつ呼び出されて面談(?)をして「このままでいいの?」と言われたりもした。

でも何度やっても改善しない私たちを見て諦めたのか、しばらくそういった働きかけは無くなった。

たぶん私たちのことで一番迷惑をかけたのはこの人たち。本当に申し訳なかったと思ってる。

 

 

 

 

 

学年が上がり私たちは2年になり、後輩のマネージャーが入ってきた。

高2の夏、先輩たちが最後の大会に向けて頑張る中、2回目の話し合いが訪れる。

 

2回目は学校の校門の前。またもや長時間立ちっぱなし。

先に一人で帰ろうとしたら先輩に呼び止められて話し合うよう言われる。

最初の1時間くらいは先輩マネ二人も一緒にいてくれたけどあまりに話が進まないので先に帰られる。めっちゃ気まずい。

 

少し離れたところに選手の先輩たちがいるのは分かっていた。心配してくれてるのか単に話が盛り上がって残ってただけなのかは分からないけど、多分心配してくれてた。

 

 

この時も早く帰りたいという気持ちは変わらなかったけど、1年の時よりあの子がしおらしく泣くもんだからどうすればいいのか分からなくて。

後輩も入ってきたしいつまでも仲良くする気ないなんて思ってられないことも分かってた。それでもどうしても仲良くできなかった高2。

 

 

 

 

 

この頃には、自分がただ醜く嫉妬してるだけなんだとも分かってた。

あの子はよく気が付くし、いつも周りを見て自分から仕事を探してて、私より仕事ができた。

そのことが私はどうしても認められなくて悔しくて、私のほうが先に野球を好きになって、私のほうがずっとずっと野球部のマネージャーになりたかったのにと筋違いな憎しみを持っていた。

順番なんて関係なくて、仕事ができるほうがチームの為になるに決まってるのに。

野球部にいる存在意義があるに決まってるのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の中であの子への感情が少し変わったのは結局高3になってからだと思う。

自分たちの引退が近づくと同期への感情が変わり始める。

高2の冬から高3の夏にかけて、同期の間でいくつか大きな事件があって、その話し合いで同期だけで集まることが多くなった。

そのことについてどう思うか二人で話すことも少しずつ増えた、まあ意見はあんまり合わなかったけど笑

 

3年のマネージャーは毎年夏の大会までにお守りを作る。あの子は手芸とか裁縫とか得意だったからグローブ型とミサンガの2個作ることになって、受験勉強もあったし時間が足りなくて部活中も二人でそれを作ったりした。

部室に二人きりだとさすがに沈黙が辛くて、少しずつ話すことが多くなって、一緒にいる時間が増えた。

 

 

 

 

 

 

正直、引退するまで私の中であの子を嫌いだという気持ちは完全に消えなかった。

たった二人のマネージャーという関係性は難しい。

自分で比べ、周りが比べ、対抗意識を持ち、劣ったほうが優れたほうを羨み憎む。

高校生なんて残酷なもんだから、どっちのほうが可愛いとか、友達多いとか、成績良いとかすぐ噂する。

私は周りが私を評価しても、あの子を評価してもどれもこれも素直に受け止められなかった。

結局他の何で勝とうが仕事ができるのはあの子のほうだと私が一番分かってたから。

 

私ほどひどくはなくとも、どこの部活のマネージャーもきっと一度は、一瞬は思ったことがあるんじゃないかな。

野球部のマネージャーは仲が悪いって噂もあったんだろうな。選手も思ってたんだろうな、一番近くで見てたもんな。ごめんね。

 

 

 

 

 

夏に引退して野球部と一緒にいる時間が短くなって会う時間が減ってからは、客観的に落ち着いてあの子と関われるようになった。

もうたった二人の同期のマネージャーじゃなくなって、自分が、周りが比べることも少なくなった。

野球部の要素が自分の中から少しずつ薄くなっていって、いっしょにあの子への憎しみも薄くなっていった。

 

あの子と私の関係の、私にとって唯一の解決策は「野球部じゃなくなること」だけだったのだ。

 

 

 

 

本当にたくさん色々な要素があって、正直私だけが悪いとは思えず、でもまちがいなくこんなにもこじらせた原因は私で、そのすべてのせいでこんなにも時間がかかってしまった。

自分でもここまでこじれる前にもっと早い段階で仲良くなれたんじゃないかって

そのほうがずっと楽だったし周りに迷惑もかけなかったと今では思う。

 

私かあの子、どちらかがマネージャーになっていなかったらと考えたことも何度もある。

野球部を辞めようと思ったことも、辞めてほしいと思ったことも。

 

そうしたら私たちはただのクラスメートで、きっとあんまり話すこともなくて接点もなくて、クラス替えしたらそれっきり関わらない人だった。

 

 

でも、今だから、卒業から2年経ってたまに野球部で会ったりしてる今の私だから言えることだけど。

本当にたくさんの感情を知ってたくさんの気持ちを味わって、そのすべてが今の私という人間に活きてる。

私の人格形成にめちゃめちゃ影響を及ぼしてくれた、私の価値観を広げてくれた人だった。

 

気も合わないし意見も合わないし好みも合わないし、お互い本当に大変だったし仕事ができて責任があったあの子はきっと私より何倍も大変な思いをした。私がさせた。

 

 

 

大変な時にあの子を助けられる同期でありたかった。あの子に頼られるマネージャーでありたかった。

私の変なプライドなんかどうでもよくて野球部の為にあの子と協力できる自分でありたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなのは私の勝手な感情で、きっとあの子にとって私は割とどうでもいい部類の人間でこの先のあの子の人生に益も害も与えない。

だからこんなことをずっと考えてて今でも時々思い出してしまうのは私だけでいいし、当時私に与えられた嫌な気持ちがあるなら、忘れられるなら全部忘れさせてあげたい。

 

それでも私にとってはまちがいなく出会えてよかった人だった。

良くも悪くもとても特別な人だ、今でも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私という人間の「人を嫌う」という感情は当時あの子に向けていたものが私のすべてだったようで、それ以前もそれ以降も嫌いな人間は現れていない。

 

彼女が私にとって世界でたった一人の特別な、大嫌いだった人間だ。

 

 

 

 

                              ー終ー

 

加藤シゲアキ「世界」の考察

 

NEWSの最新アルバム「WORLDISTA」が発売されました!おめでとうございます!早速聴きましたが加藤さんのソロ曲は今回も冴えてらしてなんかもうすごい良かったですね!!!(語彙力)

てか加藤さんもしかしたら、可能性は低いけどギター弾き語りしてくれたり……?

でも演出にとてもこだわる加藤さんがギター1本弾き語りは想像し難いですね。

 

さて、此度は加藤シゲアキさんのソロ曲の楽曲考察をしてみます。私は今まで楽曲考察をしたことがないので大したことは言えないのですが、自分なりの感想・思ったことをメモ感覚で残します。よろしければお付き合いください!

 

 

 

 

【「世界」の世界観】

ややこしいですね笑 まずは楽曲の世界観についてです。曲を聴く限り前回のソロ曲「氷温」や「escort」のような女性の存在は無さそうですね。かといって「あやめ」のような世界に対するメッセージ(?)といった楽曲とも違うと感じました。

今回のソロ曲は自称伝のような、自分自身に対する曲といった印象を受けました。曲中でも「振り返るには浅い人生を」と歌っています。

 

 

 

 

【歌詞の詳細】

この手に情けない生き様を握りしめ

誰にも託せぬ夢ばかり

刃を抱く覚悟はあるのかと

問いながら歌う

 

歌詞の抜粋です。ここで問うているのは自分自身に対してだと考えます。

"情けない生き様"という表現から今の自分(これは加藤さん自身とは限りません)は理想の人生とは違った人生を送っていることが予想されます。かつて描いた夢は叶えられず、しかし他人が代わりに叶えれば気が済むわけでもなく辛い。"刃を抱く覚悟"は戦う覚悟ということでしょうが、何と戦うのでしょうか。

続きを見ていきましょう。

 

黄昏時 帰り道 憧れの記憶

吐き出した息が獣みたいで

手に入れたかった視界の色彩はどこへ

いつしかぐらつくレゾンデートル

 

レゾンデートルはフランス語で存在価値という意味です。夕方とか帰り道とかって今日一日のことを振り返ると同時に今までのこと、大きく言えば人生を何気なく振り返ってしまったりしませんか。その時思い出すことは嬉しいことばかりじゃなくて、どちらかと言えば後悔や絶望の記憶。懐古した後、現実を見て息を吐き出す。ぐらつく存在価値と手に入れたかったものとは違う景色。

 

振り返るには浅い人生を

愛おしいながらも嘆く毎日

己の熱さを冷やかすなと呟いてる

 

ここで少し希望を感じます。人生に絶望してるかと思いきや、案外この人生にも愛おしさは感じている。理想と違うと嘆きながらも良いところも見つけている。しかしそれでも、自分の熱い気持ちは冷ましてはいけない。周りに流されて現状維持のままではいけない。まだ理想を諦めていない。

 

ここまでの歌詞で、私はある曲の主人公を思い出しました。

「エンドレス・サマー」です。この曲の歌詞はこうです。

 

まだ夢に夢見た季節が心(ここ)にあるから
僕らは行くよ もう一度 輝く自分を探す旅
やがて僕らがありふれた大人になっても
扉はいつも きっと あの夏に繋がっている

明日を夢見たキセキは今日もどこかで
「まだやれるよ」って 君の 背中押してくれるから
いまの自分が思うような自分じゃなくても
扉はきっと きっと あの夢に繋がっているから

 

多分、というか確実に加藤さんはエンドレス・サマーのことは考えていないと思うんですけど、個人的には今回のソロ曲の主人公とエンドレス・サマーの主人公は少し似てると思いました。今の自分に満足してなくて、ここから違う場所へ、あの頃思い描いた場所へ行きたいと思っている。世界の主人公の方が反骨精神強めですが、共通する感情がありそうだなと思いました。

話を戻しましょう。

 

ざらし 空の向こうに一羽のルリビタキ

一体あれはなんだったのか

半径数メートルさえ距離を保てないまま

強くあれと誓い立てる夜

 

ここで印象的なのはルリビタキという言葉ですかね。

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こちらルリビタキちゃんです。

ルリビタキの特徴を大まかにまとめると

・青い羽の鳥

・群れでなく単独で行動

といったところです。ルリビタキは日本版「幸せの青い鳥」として有名な鳥です。見た目が非常に美しくて加藤さん好きそうだな〜と思いました笑

もう一つの特徴である単独で行動する点。ここと"半径数メートル〜"の歌詞が関係してくると考えます。主人公は周りと群れずに行動するほどの強さは持っていなくて、でも理想を手にするために強くあれと、輪からはみ出す強さを持つ人であれと自分を奮い立たせているのではないかと。

ここの場面で時間が夜になっています。少し前の歌詞では黄昏時の帰り道だったので、この曲は1日の中の夕方から夜の思考を切り取ったのかなと思いました。人間ってその時間帯に考え事をしがちだと思います。

 

どこがで生きてる誰かに悩んで

どこがで生きてる誰かに頼って

どこがで生きてる俺も誰かでどうすりゃいいの

 

ここが解釈が難しくて……!"誰か"のことで悩んだり"誰か"に頼っても、その誰かと自分は大差ないということ。あの人みたいになりたいと悩んだり、そのためにこの人に頼ったりすること。あの人もこの人も自分と同じなのに何故違うのか、嗚呼どうすりゃいいの。ということかなと……。

 

あぁたくましさは 倒れた木々のように

再び根づく日まで 願いを込めて

 

このCメロからラスサビにかけてが幾分前向き度が増えます。

 

この手に情けない生き様を握りしめ

誰にも託せぬ夢ばかり

諦めるにはまだ早すぎるだろう

ひたすらに走れ

求めていたのは愛じゃなかったか

求めていたのは夢じゃなかったか

求めていたのは魂じゃなかったか

 

ここで主人公が色々うじうじしてたのを吹っ切って"ひたすらに走れ"と訴えます。愛や夢や魂を求めていたかつての自分に恥ずかしくない現実へと。

 

世界はここにある

貴様が世界だ

 

ここで"貴様"と二人称を使っていますが、これは自分から自分への叱咤激励なのではないかと考えます。他人に対して貴様ってあまり使えなくないですか?あまりに上からで失礼というか、少し見下した言い方ですよね。ただ情けない生き様をしている自分に対して使う表現としてはぴったりかと。

 

 

 

 

【想像した人物像】

たぶん加藤さんの解釈と違うんですけど、私は30代の平凡なサラリーマンが主人公のイメージでして……。

良く言えば人間味があるんですけど悪く言えば煮え切らなくてめんどうくさいプライド高めな主人公だと思うんですよ笑

サラリーマンじゃなければ駆け出しの役者さんとかですかね…でも若い人にしては諦念が強めかなぁと思いました。

最後で自分こそが世界だと言っているところも若者のエゴではなく、ある程度人生経験を積んだ人の激励の言葉だと感じました。周りに振り回されなくていい、気を使わなくていい、自分こそが世界だとふんぞり返れ、といった強くあれという気持ちからきた言葉かなと。

曲調も落ち着いてるし、加藤さんの年齢から考えても30代くらいの人の歌だと思いました。

 

 

 

 

こんな感じです。まとまりがなくてすみません笑

自分が感じたことを書いてみましたが、考察初心者ですので色々と違うところばかりだと思います。ほ〜んそういう考え方もあるかぁ〜ぐらいの感じでお手柔らかにお願いいたします笑

何はともあれWORLDISTAたのしみですね!早く参戦したいな〜!!

 

秋元康カルタに便乗してNEWSカルタつくってみた

 

 

EPCOTIA-encore-お疲れさまです!

久しぶりの東京ドームの増田さんはとっても可愛くてカッコ良かったです♡

さて、今回は大好きなNEWSの楽曲の歌詞で50音表を作ってみました!!

NEWSの曲はメロディはもちろん、歌詞がめーちゃくちゃ良いのでぜひ聴いてみてほしい!

既にNEWSのファンだよ!って方は歌詞がどの曲なのか当てっこしながら見てみてください〜!!

当てはまる歌詞がなかったものは空欄となっています。今後のリリース曲で埋まりますように!

 

 

 

あ行

あ→明日を夢見たキセキは今日もどこかで 「まだやれるよ」って君の背中押してくれるから

い→invisible to the eye This is essential

う→生まれた日から今日までの僕が見てる 明日もそう少しずつ前へ not alone

え→永遠など無いとわかってる それでもまだ願ってしまうのは

お→追い込まれたって前へ キミだけにある明日へ

 

上からエンドレス・サマー、星の王子さま、U R not alone、永遠、フルスイングです!

あ行はえもえもゾーンになっちゃいました笑

 

か行

か→悲しみだってやさしく抱いて なみだは全部夢だと言って

き→「君の、君の美貌が僕を狂わせた」

く→悔しくて悔しくて溢れ出す想いが この夢もその夢も強くしていく

け→決して空想 夢想の彼方

こ→これが最後の恋だろう、だなんて ばかみたいに思っていた事だって 嘘じゃないんだ

 

上からバタフライ、夜よ踊れ、フルスイング、あやめ、encoreです!

 

さ行

さ→さくらのような君でした 春のような恋でした

し→時代を超えて 今も変わらず 君は僕のヒロイン

す→すれ違いゆく風の中で 僕らはなぜ出会えたんだろう 同じ星が今見えるなら 僕らはただそれだけでいい

せ→sexy,Beautiful 超カワイイ

そ→それでも希望は胸(ここ)に "くそったれ"はゴミ箱に

 

上からさくらガール、White Love Story、Share、BLACKHOLE、LPSです!

 

た行

た→だるいジャズの繰り返しで 踊れBlue Monday

ち→CherryDust 風に背を押され 笑い声は薄紅に染まってFades away

つ→月がふたりを探すから 今夜世界から身を隠そう

て→てずてってっとって 愛してる

と→どうにもならない想いもあるだろう 誰にも言えない傷痕もあるだろう

 

上から夜よ踊れ、AVALONチャンカパーナ、愛言葉、ヒカリノシズクです!

 

な行

な→何一つ終わってない 未来へと手を伸ばせ まだ歩けるだろ

に→二度と来ないあの季節は 今でも胸に思い出すたび あのままの輝きで 大丈夫と背中を押すから

ぬ→

ね→Neverland SOUND,with the LOVE,MAGIC,RAY,FIRE,WATER,DANCE

の→覗き込んだ窓の外 世界はこんなに美しい

 

上から流れ星、イノセンス、NEVERLAND、ミステリアです!

 

は行

は→パピプペポ ポコポンペコーリャ

ひ→日はまた昇り夜が明けるキセキに 涙ぐんだ誓いを道しるべに

ふ→不思議だね 寒くない まさか恋の仕業?

へ→Baby チャンチャンチャンカパーナ チャンカパーナ

ほ→僕が隣にいなくても きみは きみのままで

 

上からポコポンペコーリャ日はまた昇る、Touch、チャンカパーナ、madoromiです!

 

ま行

ま→幻が醒めてしまうまで せめてグッバイ

み→見つめあって好きだと言って 素直になってここで笑って

む→結ぶ星座のように 君をずっと離さない

め→目と目合わせもたれかかった君は この腕をスルリと抜け手を振った

も→「もういいよ。」の声が 僕にはまだ聞こえない

 

上からmadoromi、バタフライ、シリウス、EROTICA、ORIHIMEです!

 

や行

や→やっぱ僕らファンタスティック!

ゆ→You're my precious baby 本気で大切に感じている

よ→夜空にStarlight描くように 願いにしかない明日のために

 

上から4+FAN、Forever、QUARTETTOです!

 

ら行

ら→

り→リッチなファー 行きつけのBAR 何でもいい 集まりな

る→Look at the sky 聴こえるかい飛行士の願い

世界が全て正解じゃない

れ→Let's jump,jump around 騒ぎまくれjump around

ろ→

 

上から、JUMP AROUND、星の王子さま、JUMP AROUNDです!同じ曲が2回入っちゃいました、すみません笑

 

わ行

わ→笑えるほど愚かで泣けるほど愛しい 過ぎし日は青春

ん→んなもんいらねぇ飛んでやらぁ

 

上から「生きろ」、あやめです!わ行は無くてもいいと思ったんですけどシゲの「ん」を入れたくて作りました (∵)トンデヤラァ

 

 

 

以上です。この表を作りながら改めてNEWSって歌詞がいい曲が多いなぁ〜〜とほくほく幸せな気持ちになれたので、ぜひみなさんも50音表つくってみてくださいね!

 

 

 

Love-tune解散を受けて

 

アイドルとは儚い。2018年、平成最後のこの年に改めてそう実感する出来事がたくさん起きた。

渋谷すばる滝沢秀明今井翼西野七瀬若月佑美今泉佑唯志田愛佳…芸能界を去る者、残る者と違いはあれど皆アイドルという職業でいることを辞め、違う道を選んだ人達だ。

そしてまた、ジャニーズ事務所から退所者が7人出た。

「今年はジャニーズの厄年だ」という発言をツイッター等で最近よく見かけるが、確かにその見方には一理ある。

今年は本当にたくさんの悲しいこと、名残惜しいこと、諦めきれないこと、悔しいことがあって、折り合いをつけて前を向いている人もまだ全然割り切れてない人もきっと大勢いる。

アイドルとファンを結びつけるものは一方的な"好き"という気持ちだけだ。そしてその"好き"を本人に直接認識されることなんてよほど幸運でない限り無い。

アイドルとの別れはいつも突然で、事務所や運営の大人が決めた日付に、ある日突然、自分の好きな人との永遠の別れを告げられる。その日を境にファンの"好き"という気持ちが認識される機会は半永久的に無くなる。

女性アイドルグループが用いる"卒業"というシステムは別れまでのタイムリミットを教えてくれる。何月何日に彼女はアイドルを辞めるから心の準備をしてね、それまでに精一杯好きを伝えてね、という一種の優しさ、特別措置だ。

けれどその措置は全てのアイドルに適用されるわけでは無い。先日の志田愛佳の一件がいい例である。いつかまた会えると思っていた、"好き"を伝えられると思っていた機会はファンの知らないところでとうの昔に終わっていた。なんて悲しく、なんて無力なんだろう。

私たちファンはアイドルの意思決定を1番最後に知る。私達はアイドルへの影響力なんて持ち合わせていない。

そのことを大半のファンは割り切って受け入れるが一部のファンはその現実を受け止めきれない。だから好きな人を傷つけたり迷惑をかける行為をするのではないだろうか。アイドルに影響を与えるために。

 

渋谷すばるはジャニーズには珍しく、脱退する際にメンバー全員(安田を除く)で会見を開いた。本人の口から、アイドルとは違う道を選ぶことを伝えた。ジャニーズ事務所としては大きな成長かもしれないが、やはり卒業システムのような猶予はなかった。

受け止める猶予、悲しむ時間、別れを惜しむ期間と心の準備は本当に大事だ。

11月30日付けでアイドルを辞めた5人のファンと猶予期間を教えられた2人のファン。

確実に何かが違うと私は思う。

世界最後の日は誰にも予測できず、けれど私達は世界が終わった後も生きていかなければならない。

ああ、私達は影響力を持ち合わせていないと、また一つ知る。

 

 

西野七瀬とセンター曲の変化

 

 

西野七瀬さんのラストシングル「帰り道は遠回りしたくなる」のMVが解禁されました!!私は昨日からもう20回以上見てしまっています。

とても爽快感のある曲で聴いていて気持ちがいいですね!YouTubeのコメント欄のみなさまも言っているように、ハルジオンのイントロが入っていたり、歌詞がなあちゃんのことを示唆しているものが多かったり、製作陣の愛を感じます。

ちなみにこのMVを見た後に「遠回りの愛情」を聴いてなあちゃんの葛藤を想像して悶えるとこまででワンセットです( ) 

 

ひとつ手前の駅で降りたら
夕暮れの街 歩こうか
商店街の人混みを抜け
家までの道 一人きりで…

 

風に吹かれながら
今日のこと
考えてみる

 

時間が欲しいの
今の二人にとって
とても大事な選択
簡単に決められないわ
愛しているから
どんな結論だって
ちゃんとその目見ながら
答えたい
遠回りの愛情

 

道端に咲く名もなき花が
何か言いたげに揺れている
正解なんてどこにもないと
そう私にもわかってるの

 

次の曲がり角で
いつもの道
家が近づく

 

時間があっても
何も変わらないでしょう
あなたに言われた時から
本当は決めているのよ
それでも私は
同じ心の道
ちゃんと確かめながら
歩きたい
遠回りになっても…

 

その腕に
抱きしめてもらえるなら
ちゃんと自分の足で
一歩ずつ
私の方から歩く
すべてが愛のヒストリー

 

時間が欲しいの
今の二人にとって
とても大事な選択
簡単に決められないわ
愛しているから
どんな結論だって
ちゃんとその目見ながら
答えたい
遠回りの愛情

 

大事な選択だから簡単に決められないし、正解なんてないと分かっているけど、心の道をちゃんと確かめながら歩きたいんだよ!!!遠回りになっても!!!!

すべてが愛のヒストリー_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

さてのっけから死にそうになってますが、今回は西野七瀬さんの卒業を記念して彼女のセンター曲、そして彼女自身の変化について書いていこうと思います!

 

 

 

 

 

【「気づいたら片思い」の西野七瀬

 

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なあちゃんの初センター曲「気づいたら片思い」のリリースは2014年の4月2日。なあちゃんが20歳(リリース時は19歳)のときですね。ちなみに飛鳥の初センター時の年齢は18歳、まいやんは21歳でした。(リリース時はそれぞれ17歳と20歳)乃木坂のセンターとしての地位を盤石にするにはこのくらいの歳で単独センターをするべきなのかもしれないですね。

このセンター曲、曲調は儚く切なく悲しい感じです。当時の西野七瀬をイメージして作ったのでしょう。初センターの頃のなあちゃんはまだ引っ込み思案で大人しく、気が弱い部分が印象的でした。この頃はまさか彼女がこんなにも立派な乃木坂のエースに成長するとは私は思ってませんでした…(°▽°)

正直、最初は暗い曲だと思ったんです…(笑)ガールズルールが明るいアイドルらしい曲で、乃木坂らしくないという声もありましたが私はその雰囲気を気に入っていたのでバレッタ、気づいたら片思いと暗めな曲調が続き、あぁ…と少し残念に思っていました。今はとても好きな曲の1つなんですけどね(笑)

でもこれが西野七瀬らしさ、今の乃木坂らしさなんだなぁと思いました。当時の乃木坂はまだオシャレ、ファッションアイコンという感じでなく清楚なお嬢様路線を行っていましたから。

8thシングルのヒット祈願でマカオバンジーを飛んだことは当時の西野七瀬にとって、本当に大きな挑戦、勇気ある行動!あの映像は今でも見るたびにうるっとしてしまいます( ;  ; )

 

 

 

 

 

【「夏のFree&Easy」「命は美しい」の西野七瀬

 

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この頃のなあちゃんは2度目、3度目のセンターを経験し少しは慣れたもののやはりまだ自身のなさげなところが伺えますね。

当時はなあちゃんが夏曲も担当することに少々驚いたのですが、ヨユーで夏も似合いましたね〜!赤チェックのアイドルらしい衣装、とても似合っていました。

命は美しいは儚く切ない、なあちゃんの真骨頂の曲ですね。彼女の儚さが全面に出てます。ただ気づいたら片思いとの違いは、命は美しいには強さを感じますね。命をテーマにした難しい曲でしたが、なあちゃんのダンスから訴えるものを感じました。これを表現力と呼ぶのでしょうか。

ゴリゴリのダンスナンバーのセンターになったことも彼女にとって大きな経験となったと思います。

 

 

 

 

 

【「今、話したい誰かがいる」「インフルエンサー」「いつかできるから今日できる」の西野七瀬

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ダブルセンター3連続です。振り返ってみれば、なあちゃんの今回の単独センターは「命は美しい」以来なんですね!

さて並べてみると3作の振り幅が大きいですね〜。上から可愛い、カッコいい、綺麗!なあちゃんは本当に色々な顔を持った人です。

この頃になると顔にも自信が現れるようになった気がします。堂々とした表情をすることが多くなったのではないでしょうか。またこのあたりから可愛いだけでなく綺麗が似合う女性になられています。

ハルジオンが咲く頃」「裸足でsummer」「サヨナラの意味」と2016年の3作をセンター横のポジションでセンターを支えるエースとして活躍し、満を持してのダンスナンバーインフルエンサー」で同じく3作をセンター横で支えた白石麻衣とのダブルセンター。橋本奈々未さんが抜けた後の乃木坂の勢力バランスは、まいやんとなあちゃんの2強になりました。

また、初主演映画の主題歌のセンター曲を務めましたね。舞台で主演を務めた飛鳥とのダブルセンター、正直震えました。飛鳥とのダブルセンターはなあちゃんがいる間にやってほしいことの1つだったので私の野望が叶いました(笑)歌番組で特別披露したまりかとのダブルセンターも良かったですね。欲を言えば、なあちゃんといくちゃんのダブルセンターも見てみたかったなぁ…。

 

 

 

 

【「帰り道は遠回りしたくなる」の西野七瀬

 

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さあ、これですよね。

イントロを聴いた瞬間、その爽やかさに驚きました。卒業曲、しかも西野七瀬の卒業曲です。秋元康がどんな曲、歌詞を彼女に贈るのかとても気になっていましたが、秋元康西野七瀬の成長と変化を見事に曲で表していました。

なあちゃんの初センター曲の「気づいたら片思い」を思い出してみましょう。

 

このセンター曲、曲調は儚く切なく悲しい感じです。当時の西野七瀬をイメージして作ったのでしょう。

 

秋元康にとって西野七瀬とは、儚く切なく物悲しい、今にも消えてしまうタンポポだったはずです。

それが、彼女の卒業曲にこんなにも爽快感あふれる曲を持ってきてくれた。

さすがやすす、なんだかんだ自分のアイドルのことをちゃんと分かっているんですね…。

 

 

この曲は間違いなく成長した、強く明るく凛々しくたくましく美しくなった西野七瀬の門出の曲です。

弱虫から強い人に成長したなあちゃんの曲です。

私はMVを見て、笑顔でありがとうと伝える彼女を見て泣いてしまいました。真夏におかえりと言われる彼女を見て、時の流れを感じたし、関係の変化を感じたし、大人になったなぁとも、変わらないなぁとも思ったし、とにかく感動してしまって。

「過去がどんな眩しくても 未来はもっと眩しいかもしれない」という歌詞とともに1番前へ駆けてくるなあちゃん、あまりにも希望に溢れていてもはや悔しい。

ほんとこのMVやばい。真夏のおかえりで泣くし、なあちゃんがロケバスから外で遊んでる大学生を見てるとこも、羨ましいと思ってるのかなとか想像すると泣くし、最後のダンスシーンの終わりの飛鳥がちょっと浮かない顔してるのも泣く。飛鳥さみしいよね、ななみんも生駒ちゃんもなあちゃんもいなくなっちゃうの本当に寂しいよね、分かるよ。しかもなあちゃんがいなくなったら飛鳥にかかる責任とプレッシャーはより大きくなる。きっと今、不安な気持ちもあるよね。まいやん飛鳥をたのむよ…。

もう長く応援してきたアイドルは、推しとか関係なくみんな愛おしい。みんな娘のように見てしまう。娘の門出に泣かずにはいられないでしょう!

 

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ああ〜〜守りたいこの笑顔…。

七瀬変わったよ、強くて美しくていい女になったよ…どうかいい男の人と巡り会えますように…結婚式には呼んでくれよ…(無理)

 

 

 

以上、西野七瀬とセンター曲の変化でした。

儚くて物悲しい少女から、明るく爽やかな笑顔の女性へと変化した彼女と、同様に変わったセンター曲。

彼女もまた乃木坂の歴史に名を残した偉大な功績者であり、象徴でした。

 

西野七瀬さん、どうか幸せに。おいしいものを食べて、ちょうどいい湯加減のお風呂に入って、ふかふかの布団で寝て、好きな人に会って、好きな仕事をして、みんなから愛されて、みんなを愛して生きていってください。

これからのなあちゃんの世界にどうか、楽しいことがたくさんありますように!

 

 

7年間ほんとうにありがとう!

お疲れ様!

なあちゃん卒業おめでとう!!

 

 

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三秋縋の小説を薦めたい

 

 

【三秋縋とは?】

 

もともとは「げんふうけい」名義でネットで小説を書いていらっしゃったんですけど、数年前にそれを書籍化されました。ネット上で今でも当時のものは読めるらしいんですけど本の方は加筆・修正があるので、本を読むことをオススメします。ネット小説のリメイクでないものも出版されていますし。

個人的な印象としては、ざっくり言えば現代ダークファンタジーの恋愛ものって感じです。ただ、どの作品も内容が深いんです。病み系ラノベだと思って読むと腰抜かします。現実では起こりえないファンタジーと現実にありふれてる問題がマッチしてて面白い。あとこの人の話は女の子が可愛く書かれてる…かわいい…健気…いじらしい…すき…実際に顔もいい…(表紙より判断)

基本的には救いのない暗い話と思われる作風なんですけど、きっと読む人によってはとても希望に溢れたエンディングです。読み手の性格によって解釈は大きく変わるでしょう。面白いですよね。

 

とりあえず、詳しいことはウィキペディア見てもらえると助かります!!!

さっさと作品の紹介に移りましょう。

 

 

 

【スターティング・オーヴァー】

 

 

スターティング・オーヴァーは作者の処女作です。題名から既に惹かれてしまいますね。

表紙の絵がまた綺麗ですね〜夕焼けなのか朝焼けなのか、どこか現実離れした雰囲気も好きです。

 

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。しかし、どんなに正確を期したつもりでも、物事は徐々にずれていく。幸せ過ぎた一周目のツケを払わされるかのように、僕は急速に落ちぶれていく。―そして十八歳の春、僕は「代役」と出会う。変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と。

 

話のあらすじです。

上手くいかない2周目の自分。最高だった1周目の人生を再現してる「代役」の存在。ホンモノのはずの自分の方がニセモノみたいになってしまったんですね。頭狂いそう。

実際に起こりえない出来事ですが、もし起きたらなかなか辛い設定です。ただこの話は、最終的に伝えたいことは割とハッピーなことだと思うんですよね。人間はひとりじゃないと、誰かと一緒だと前を向けるんだなと私は思いました。落とし穴のどん底にあるランタンのようなお話です。

 

 

 

【三日間の幸福】

 

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)
 

 

まず、何よりはじめに言いたい

 

表紙がもう傑作!!!

 

いきなり内容に関係ないこと言ってすいません。でもこれほんと表紙の絵が良いんですよ!私にとっての三秋縋作品との出会いはこれだったんですけど、実はただのパケ買いだったんです。

『三日間の幸福』は夏のお話なんですけど、青空と入道雲が良い雰囲気だしてます。あと二人が立ってる場所が日陰なのか、少し暗くなっているのが作中の二人の立場とリンクしてて素敵です。

男の顔が分からず、少女の顔だけ知れるってのも良いですね。作中で彼女の見た目については描写があるんですけど、表紙で彼女の顔を公式が出してくれるとこちらの想像も捗ります。

これ持ってる物とか着てる服とか風景とかも、読後に本を閉じた時に見ると「まさにこんな感じ!」と思います。感動。

すみませんさっさと内容に行きましょう!

 

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。

 

話のあらすじです。

人生100年時代なんて言われますけど、100年生きることが正しいのか考えさせられます。命の使い方は人それぞれですよね。これは三秋作品の中では比較的ハッピーエンドだと思います、あくまで比較的ですが。

メインの登場人物は2人なんですけど、主人公のこじらせ感が辛いですね〜でもこういう大人ってたくさんいると思います。私も読んでて釘刺された気分になりました。自分を客観的に見てくれる人は大切です。

このお話はファンの間でも特に人気の一冊です。これで三秋縋を知った人も多いんじゃないかな。はじめて三秋作品を読む人にオススメします。

 

 

 

【いたいのいたいの、とんでゆけ】

 

 

グロいです。いい話なんですけど苦手なので割愛。

表紙の夜の遊園地の絵、とても綺麗ですね。

 

「私、死んじゃいました。どうしてくれるんですか?」何もかもに見捨てられて一人きりになった二十二歳の秋、僕は殺人犯になってしまった―はずだった。僕に殺された少女は、死の瞬間を“先送り”することによって十日間の猶予を得た。彼女はその貴重な十日間を、自分の人生を台無しにした連中への復讐に捧げる決意をする。「当然あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」復讐を重ねていく中で、僕たちは知らず知らずのうちに、二人の出会いの裏に隠された真実に近付いていく。それは哀しくも温かい日々の記憶。そしてあの日の「さよなら」。

 

話のあらすじです。

 

 

 

【恋する寄生虫

 

恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

 

 

冬のお話です。三秋縋の小説は夏か冬のどちらかが舞台になっている気がします。

表紙の女の子がヒロインです。

 

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、“虫”によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを―。

 

話のあらすじです。

タイトルに寄生虫とありますが、気持ち悪い虫の描写とかはないです。しかし脳に虫が住み着いているという想像をするだけで吐き気がする、といった方にはオススメしません。

人を愛せたと思ったら自分の意思ではなく寄生虫のせいだった…ショック受けますね。そんなの恋じゃないと思うか、それでもいいと思うかは人それぞれだと思います。恋愛感情は人間の感情の中でもかなりあやふやなものだそうですし。

私の印象に残ったシーンとしては、最後ひじりが思ったことが、アイドルの卒業のようで近々推しが卒業していく私としてはとても悲しくなりました。

悲観的な人間は、たった一度幸せを感じるとこの先もっと幸せなことが待ってると思うのではなく、今終わってしまいたいと考えがちですよね。幸せの次に来るかもしれない不幸に耐えられないんです。しんどいなぁ。

 

 

 

 

以上です。ピントのずれた感想が多々あったと思いますが、お許しください。

でもこのくらいピントずれた感想を持てる程度の人間じゃないと、三秋縋の小説は読んだ時に大ダメージくらうと思いますよ。楽天家な私ですらくらったので悲観的な方は病みます。

ただ気持ちのいい病み方をできる小説だと思うので、楽天家の人、悲観的な人、死にたい人、ぜひ一度読んでみてください。

 

 

 

私の母は最高です。


最初のブログに何を書こうか考えたが、とりあえず今1番書けそうなものを書くことにした。


私の母は最高の母親だということだ。

しかし私自身このことに気づいたのはごく最近である。


小さい頃は他の家の母親がどんな人か知らずに生きていた。

だから自分の母との比較対象がなかったし、うちの母は普通の平均的な人だと思っていた。

しかし成長し、周りの友達から、TwitterなどのSNSから、他の家庭の母親について知る機会ができた。

子供を放置する母、毎日レンチンのご飯を作る母、会話をしない母、父と仲が悪い母、暴力を振るう母。

様々な母親がいることを知り、私は気づいた。


私の母親は最高だということに。


母は毎日、手作りのご飯を作ってくれる。

高校時代は毎朝早起きしてお弁当も作ってくれた。

そのお弁当は朝炊いた米と朝作ったおかずで構成される。昨日の夕飯の残り物じゃない。


母は私の好きなものの話を聞いてくれる。

それどころか私の好きなアイドルを一緒に好きになり、ファンになり、私より貢ぐようになった。これは正直おどろいた。

日々好きなアイドルの話をして、録画したアイドルの出演番組を一緒に見て、本当にとても楽しい。

母と話すのがこの世で1番楽しくて、気を使わない。


母はアイドルの話以外も聞いてくれる。

学校のこと、友達のこと、褒められたこと、悲しかったこと、悔しかったこと。

愚痴も聞いてくれる。慰めてもくれる。

間違っているときは優しく穏やかに正してくれる。


高校1年生の時。私は部活のことで人生で1番高い壁にぶち当たっていた。

毎日つらくて、毎日部活をやめたくて、でもずっと憧れていた、高校に入ったらやりたいと思っていた部活だったから、今やめるのは悔しくて、どうしようもなく葛藤していた。

そんな時も話を聞いてくれたのは母だった。

毎日毎日ネガティブな発言を聞くのは当然つらかっただろう。

めんどくさかっただろうし、嫌だっただろう。


でも母は私に雑な対応をしたことは一度もなかった。

決定的に辛いことがあった日、どうしても1人で寝れなくて母に一緒に寝てもらった。

まさか16にもなった娘と添い寝することになるとは思ってなかっただろうな。

私もこんなことになるとは思ってなかった。

次の日、学校に行くのが怖くて怖くて、部活に行きたくなくて。

どうして私がこんなに辛くならなきゃいけないんだ。

私は何も悪くないのに、なんで私ばっかりクソ人間と同じコミュニティになるんだって。

私の話を母は否定せずに聞いてくれた。

私が寝るまで側にいてくれた。



母は辛抱強い人だ。我慢強い人だ。

心が広い。人間力が高い。

人の悪口を言わない。人望がある。

視野が広い。人を受け入れる。

私の教育に悪影響を及ぼすようなことを一切しなかった。

何も押し付けなかった。私のやりたいことをやらせてくれた。

やり始めたことは続けるよう言ってくれた。

私に選択権をちゃんと与えてくれた。

私の母はすごい。



こんな母親が普通じゃない世界がある。


私がある程度大人になって知ったことだ。


私の人生はこの世で1番幸せな人生ではないだろう。

少なくとも義務教育の間、私の人間関係はなかなか大変で不満は多々あった。


けれど、この母親のもとに生まれたことは私の人生で1番の奇跡だ。

私は最高に運がいい。

自分のやることは選べるけど親は選べないから。


お母さんのところに生まれてこれて良かった。



私は最高の母親の娘である。