私の母は最高です。
最初のブログに何を書こうか考えたが、とりあえず今1番書けそうなものを書くことにした。
私の母は最高の母親だということだ。
しかし私自身このことに気づいたのはごく最近である。
小さい頃は他の家の母親がどんな人か知らずに生きていた。
だから自分の母との比較対象がなかったし、うちの母は普通の平均的な人だと思っていた。
しかし成長し、周りの友達から、TwitterなどのSNSから、他の家庭の母親について知る機会ができた。
子供を放置する母、毎日レンチンのご飯を作る母、会話をしない母、父と仲が悪い母、暴力を振るう母。
様々な母親がいることを知り、私は気づいた。
私の母親は最高だということに。
母は毎日、手作りのご飯を作ってくれる。
高校時代は毎朝早起きしてお弁当も作ってくれた。
そのお弁当は朝炊いた米と朝作ったおかずで構成される。昨日の夕飯の残り物じゃない。
母は私の好きなものの話を聞いてくれる。
それどころか私の好きなアイドルを一緒に好きになり、ファンになり、私より貢ぐようになった。これは正直おどろいた。
日々好きなアイドルの話をして、録画したアイドルの出演番組を一緒に見て、本当にとても楽しい。
母と話すのがこの世で1番楽しくて、気を使わない。
母はアイドルの話以外も聞いてくれる。
学校のこと、友達のこと、褒められたこと、悲しかったこと、悔しかったこと。
愚痴も聞いてくれる。慰めてもくれる。
間違っているときは優しく穏やかに正してくれる。
高校1年生の時。私は部活のことで人生で1番高い壁にぶち当たっていた。
毎日つらくて、毎日部活をやめたくて、でもずっと憧れていた、高校に入ったらやりたいと思っていた部活だったから、今やめるのは悔しくて、どうしようもなく葛藤していた。
そんな時も話を聞いてくれたのは母だった。
毎日毎日ネガティブな発言を聞くのは当然つらかっただろう。
めんどくさかっただろうし、嫌だっただろう。
でも母は私に雑な対応をしたことは一度もなかった。
決定的に辛いことがあった日、どうしても1人で寝れなくて母に一緒に寝てもらった。
まさか16にもなった娘と添い寝することになるとは思ってなかっただろうな。
私もこんなことになるとは思ってなかった。
次の日、学校に行くのが怖くて怖くて、部活に行きたくなくて。
どうして私がこんなに辛くならなきゃいけないんだ。
私は何も悪くないのに、なんで私ばっかりクソ人間と同じコミュニティになるんだって。
私の話を母は否定せずに聞いてくれた。
私が寝るまで側にいてくれた。
母は辛抱強い人だ。我慢強い人だ。
心が広い。人間力が高い。
人の悪口を言わない。人望がある。
視野が広い。人を受け入れる。
私の教育に悪影響を及ぼすようなことを一切しなかった。
何も押し付けなかった。私のやりたいことをやらせてくれた。
やり始めたことは続けるよう言ってくれた。
私に選択権をちゃんと与えてくれた。
私の母はすごい。
こんな母親が普通じゃない世界がある。
私がある程度大人になって知ったことだ。
私の人生はこの世で1番幸せな人生ではないだろう。
少なくとも義務教育の間、私の人間関係はなかなか大変で不満は多々あった。
けれど、この母親のもとに生まれたことは私の人生で1番の奇跡だ。
私は最高に運がいい。
自分のやることは選べるけど親は選べないから。
お母さんのところに生まれてこれて良かった。
私は最高の母親の娘である。